英語で「〜するために」と目的を伝えたい時、最もシンプルなのは「to+動詞の原形(不定詞)」ですが、より明確に目的を強調したい場面では “so that” や “in order to” がよく使われます。

しかし、いざ英語を話したり書いたりする際に、「so thatとin order toの違いと使い分けは?」「後ろにはどんな形が続くんだっけ?」と迷ってしまう学習者は非常に多いです。
結論から言うと、この2つの決定的な違いは「文法ルール(後ろに続く形)」と、「主語が同じか違うか」という点にあります。

今日は、「so that」と「in order to」のニュアンスの違いや、日常会話からビジネスシーンまで役立つ正しい使い分けを例文付きで徹底解説します。
1. in order to の特徴と文法:「〜するために」(フォーマル)
“in order to” は、「(明確に)〜するという目的のために」という強い意志を表す表現です。
日常会話よりも、ビジネスメール、プレゼン、論文などのフォーマルな場面(書き言葉)で好んで使われます。
【文法ルール】後ろには「動詞の原形」が続く
最大の特徴は、toの後ろに必ず「動詞の原形」が続くことです。
I got up early in order to catch the first train.(始発列車に乗るために、私は早く起きた。)
We must work together in order to achieve our goal.(目標を達成するために、私たちは協力しなければならない。)
単なる “to”(〜するために)よりも、「何のためにその行動をとるのか」という目的意識が強調され、説得力のある文章になります。
2. so that の特徴と文法:「〜できるように」(カジュアル)
“so that” は、「(その結果として)〜できるように」というニュアンスを持ちます。
“in order to” に比べてカジュアルで、日常会話(話し言葉)で圧倒的に使われる表現です。
【文法ルール】後ろには「主語+動詞」が続く
最大のポイントは、so thatの後ろには必ず「S(主語)+V(動詞)」からなる完全な文章が続くことです。
また、その文章の中には「can, will, may」などの助動詞(過去形なら could, would, might)が頻繁に一緒に使われます。
I got up early so that I could catch the first train.(始発列車に乗れるように、私は早く起きた。)
Please speak louder so that everyone can hear you.(みんなが聞こえるように、もう少し大きな声で話してください。)
「〜するために」よりも「〜できるように(結果)」というニュアンスに近いため、can や could と非常に相性が良いのが特徴です。
3. 「主語が違う」場合は in order toではなくso thatを
文法やフォーマル度の違いに加えて、絶対に押さえておくべきなのが「前半の文章と、後半(目的)の文章で、主語が変わるかどうか」です。
「自分以外の誰か」が目的の対象なら so that を使う!
“in order to” は原則として、前半と後半の主語が「同じ」である必要があります。
一方で、”so that” は前半と後半で全く別の主語を置くことができます。
I bought a car so that my wife can drive to work.(妻が車通勤できるように、私は車を買った。)
× I bought a car in order to my wife can drive. (文法的にNG)
I will leave the map on the table so that you won’t get lost.(あなたが道に迷わないように、私はテーブルに地図を置いておきますね。)
このように、「私がAをするから、あなた(彼/彼女)がBできるようになる」と言いたい場合は、迷わず “so that” を選びましょう。
4.so that と in order to「省略」のテクニック
実際の英会話では、これらの表現はさらにシンプルに省略されることがよくあります。
リスニングの際にも役立つため覚えておきましょう。
in order to → 単なる「to」にする
わざわざ in order をつけず、”I went to the store to buy milk.” のように「to不定詞」だけで済ませるのが日常会話の基本です。
so that → 「that」を省略して「so」だけにする
ネイティブの会話では、thatが落ちて単なる “so” として使われることが非常に多いです。
“Speak louder so (that) I can hear you.”(聞こえるように大きな声で話して。)
5. まとめ:so that と in order to の早見表
文法の形と、主語のルールさえ覚えてしまえば、so that と in order toの使い分けは難しくありません。
わかりやすく表にまとめてみました。
| 英語 | 後ろに続く形 | フォーマル度 | 主語のルール |
| in order to | 動詞の原形 | フォーマル・書き言葉向け | 前半と同じ主語 |
| so that | 主語 + 動詞(canなどを伴う) | カジュアル・話し言葉向け | 別の主語でもok |
テストの穴埋め問題でも、後ろに「動詞の原形」が来ていれば in order to、「主語+動詞」が来ていれば so that が正解になります。

まずは日常会話で便利な「so that + 主語 + can(〜が…できるように)」の形をマスターして、表現の幅を広げてみてくださいね!
私の体験談!「主語を変えられる」so thatの便利さに感動
英語の勉強をやり直していた頃、「so that」の便利さに感動した出来事があります。
ある日、海外の友人に「子供が英語を勉強できるように、英語の絵本を買ったんだ」と伝えようとしました。
当時の私は「〜するために=in order to」という公式しか知らなかったため、一生懸命 “I bought an English picture book in order to my child can study・・・” と言いかけて、「あれ?なんだか文法が変だぞ」と途中でパニックに。
後からテキストで調べてみると、「in order to」は原則として前半と後半で主語が同じ(私が買って、私が勉強する)場合にしか使えないと知って衝撃を受けました。
自分が何か行動を起こして、その結果「自分以外の他の誰か」が〜できるようにする、と言いたい時は、「so that 主語+can」を使わなければならなかったのです。
正しくは「I bought an English picture book so that my child can study.」。

この「前半と後半で主語を別々に設定できる」という so that ならではの自由度の高さを知ってから、自分が言いたいニュアンスをより正確に伝えられるようになり、英語で表現できる幅が一気に広がったのを覚えています。


コメント