英語圏のSNSでは、人物の過去や背景について語るときに「lore」という言葉がよく使われます。

たとえば「His lore is crazy」とあれば、「この人の過去・背景ヤバすぎ」というニュアンスですね。
本来はファンタジー作品やゲームの「世界観」「伝承」を指す言葉ですが、現代のSNSでは個人の「波乱万丈な過去」や「笑える裏話」を大げさに表現するスラングとして使われています。

今日は、Z世代が日常のゴシップを壮大なドラマのように語る時に使う「Lore」の正しい意味と、リアルな使い方を徹底解説します。
1. スラング「Lore」の基本的な意味と読み方
まずは、「Lore」の読み方とスラングとしてのニュアンスを押さえておきましょう。
| 読み方 | ロア |
| 本来の意味 | (特定の分野の)伝承、知識、神話 |
| スラングの意味 | 個人の複雑な過去、裏話、面白エピソード、人間関係の歴史 |
「バックグラウンド(背景)」や「ヒストリー(歴史)」と言う代わりに「Lore」を使うことで、「現実の人間関係や過去の出来事を、まるで映画やゲームの複雑な設定のように面白がっている」というニュアンスが生まれます。
2. どんな時に使う?「Lore」が活躍するシチュエーション
もともと「Lore」は、『スター・ウォーズ』などのSF映画や、『FNAF(Five Nights at Freddy’s)』といった考察系ゲームの「奥深い背景設定(裏設定)」を語る際によく使われるオタク用語でした。
それがSNSの普及により、現実世界の人間関係やゴシップにも適用されるようになっています。
- Friend group lore(いつメンの歴史): 友達グループ内で過去に誰と誰が付き合っていたか、どんな大喧嘩があったかなどの複雑な人間関係。
- Family lore(家族の裏話): 「おじいちゃんが昔、スパイだったらしい」といった、身内の信じられないようなエピソード。
- My lore(自分の過去): 過去のトラウマや大失敗を、自虐的に「自分のキャラクター設定の一部」として語る時。

などの使い方でできます。
3. 実際の会話やSNSでの「Lore」の使い方・例文
日常会話やSNSのコメント欄で「Lore」がどのように使われるのか、シチュエーション別の例文を見てみましょう。
【例文1:友達の波乱万丈な過去について話す時】
Her high school lore is insane. You have to hear it.
(彼女の高校時代の過去(エピソード)、マジでヤバいから。絶対聞いた方がいいよ。)
【例文2:複雑なゴシップや人間関係を説明する前の前置き】
You need to know the lore first to understand this drama.
(この揉め事を理解するには、まず背景(これまでの経緯)を知る必要があるよ。)
【例文3:自分の身に起きた悲惨な出来事をネタにする時】
I just lost my wallet and my phone… adding this to my lore.
(財布とスマホ両方無くした・・・これも私の人生の裏設定(面白エピソード)に追加しとこ。)
まとめ:「Lore」は過去や背景を面白く語るSNSスラング
「Lore」は本来、「伝承」「物語の背景設定」といった意味を持つ英単語ですが、現在のTikTokやYouTubeなどでは、その人の過去・経歴・知られざるエピソードを表すネットスラングとして使われています。
特に「His lore is crazy.」のような表現では、「この人の過去ヤバすぎ」「背景が濃すぎる」といった、少し面白がるようなニュアンスになります。
自分や他人の何気ない過去の出来事や失敗談を、まるでゲームや映画のキャラクター設定のように表現できるのが「lore」の面白いところですね。
また、「Tell me your lore.」と言えば、単に「過去を教えて」と聞くよりも、「君の知られざるエピソードを聞かせてよ」というような、遊び心のある言い方になります。

英語圏のSNSでは非常によく使われる表現なので、「lore=伝承」とだけ覚えるのではなく、「その人の背景・過去・エピソード」というスラング的な使い方も覚えておくと、海外のコメント欄がさらに理解しやすくなるでしょう。
【コラム】「Lore」のエピソード:日本の神話を聞かれてる!?
海外の大学に通う日本人留学生が、カフェでネイティブの友人と話していた時のこと。
友人が突然身を乗り出して、「Tell me your lore.(君のloreを教えてよ)」と言ってきました。
留学生は辞書で「伝承・神話」と習っていたため、「えっ?桃太郎とか、天照大神の話!?外国人はやっぱり日本の伝統文化に興味があるんだな!」と勘違いし、日本の昔話を一生懸命説明し始めました。
友人は不思議そうな顔をした後、大爆笑。
「違う違う、君の元カレの話とか、高校時代のヤバい失敗談(裏話)を聞きたかっただけだよ!」とツッコミを入れられたそうです。

個人の単なるゴシップを「神話・伝承」レベルの壮大な言葉で呼んでしまう、Z世代特有の大げさでユーモアのあるセンスがよく分かるエピソードですね。

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