日本の夏を代表する行事のひとつ「お盆」。家族でお墓参りをしたり、故郷へ帰省したりする人も多い時期です。

日本人にとっては身近なお盆ですが、外国人から「What is Obon?(お盆って何?)」と聞かれると、英語で説明するのは意外と難しいもの。
「先祖の霊が帰ってくる」「お墓参りをする」といった日本独特の文化を、英語ではどのように伝えればよいのでしょうか?

今日は、「お盆」を表す英語表現をはじめ、外国人にお盆を簡単に説明するフレーズ、「お墓参り」「帰省」「盆踊り」などの関連表現まで詳しく紹介します。
「お盆」を英語で説明すると?
実は、「お盆」に完全に対応する一般的な英単語はありません。
そのため、基本的には日本語をそのままローマ字にしたObonを使います。
Obon
相手が日本に住んでいる場合や、日本文化を知っている場合は、そのままObonで通じることがあります。
- Obon is an important tradition in Japan.
(お盆は日本の大切な伝統行事です。) - The bullet trains are always crowded during Obon.
(お盆の期間は新幹線がいつも混雑しています。)
「お盆休み」と言いたい場合には、the Obon holidaysやthe Obon holiday periodなどと表現できます。
- I’m taking a few days off during the Obon holidays.
(お盆休みに数日休みを取ります。)
a traditional Japanese summer event
Obonだけでは伝わらない相手には、a traditional Japanese summer event(日本の伝統的な夏の行事)と補足すると分かりやすくなります。
- Obon is a traditional Japanese summer event.(お盆は日本の伝統的な夏の行事です。)
宗教的・文化的な意味まで説明したい場合は、a Buddhist traditionやa Buddhist customと説明する方法もあります。
外国人に「お盆」を簡単に説明する英語フレーズ
お盆を英語で説明する時は、難しい宗教用語をたくさん使う必要はありません。
「何のための行事なのか」「何をすると考えられているのか」「実際に何をするのか」の3点を伝えると、簡単な英語でも十分理解してもらえます。
①先祖を敬う行事だと説明する
Obon is a time to honor the spirits of our ancestors.(お盆は、私たちの先祖の霊を敬うための期間です。)
honorは「敬う・敬意を表す」、ancestorは「先祖」という意味です。
お盆を説明する際には非常に使いやすい組み合わせなので覚えておきましょう。
②先祖の霊が帰ってくることを説明する
We believe that our ancestors’ spirits return to visit their families during Obon.(お盆には、先祖の霊が家族のもとへ帰ってくると考えられています。)
「霊・魂」はspiritを使えば自然に説明できます。
③家族で何をするのか説明する
Many people go back to their hometowns, visit family graves, and spend time with their families.(多くの人が故郷へ帰り、お墓参りをして、家族と一緒に過ごします。)

この3つを組み合わせれば、お盆を知らない外国人にも概要をかなり簡単に分かりやすく伝えられますよ。
お盆の風習・関連用語を英語で言うと?
お盆の風習や関連用語について、英語で何と表現するのか解説しておきます。
「帰省する」は英語で?
「帰省する」に完全対応する単語はありませんが、go back to one’s hometownが分かりやすい表現です。
- I’m going back to my hometown for Obon.(お盆に地元へ帰省します。)
実家へ帰ることを強調するなら、visit my parentsなども自然です。
「お墓参り」は英語で?
お墓参りは、visit one’s ancestors’ gravesなどと表現できます。
- We visit our ancestors’ graves and offer flowers.(私たちは先祖のお墓参りをして、花を供えます。)
「お墓」は一般的にgrave、墓地全体ならcemeteryを使います。
「迎え火・送り火」は英語で?
迎え火はwelcoming fire、送り火はsend-off fireなどと説明できます。
日本独自の文化なので、英訳だけでなく「何のために行うのか」まで補足すると伝わりやすいでしょう。
「精霊馬」は英語で?
きゅうりやナスで作る精霊馬は、spirit horseなどと説明できます。
直訳だけでは伝わりにくい日本文化は、このように簡単な説明を付け加えるのがポイントです。
「盆踊り」は英語で?
盆踊りはBon danceまたはBon Odoriと呼ばれます。
- Many people wear yukata and enjoy Bon dancing.(多くの人が浴衣を着て盆踊りを楽しみます。)
【一覧表】お盆に関する英語表現
お盆に関する英語表現について、表に整理してみました。
| 日本語 | 英語表現 | ポイント |
|---|---|---|
| お盆 | Obon | 日本語をそのまま使用 |
| お盆休み | Obon holidays | 休暇期間を表す |
| 先祖 | ancestor | 複数なら ancestors |
| 霊・魂 | spirit | 先祖の霊の説明に便利 |
| お墓参り | visit one’s ancestors’ graves | grave=お墓 |
| 仏壇 | Buddhist altar | altar=祭壇 |
| 盆提灯 | Obon lantern / paper lantern | 説明を加えると伝わりやすい |
| 盆踊り | Bon dance / Bon Odori | 日本文化としてそのまま呼ぶことも多い |
海外にもお盆と似た行事はある?
お盆は日本独自の文化ですが、亡くなった家族や先祖を偲ぶ行事は世界各地にあります。

代表的なのが、メキシコのDay of the Dead(死者の日)ですね。
死者の日には亡くなった家族を偲び、祭壇を飾ったり食べ物を供えたりします。
お盆とは歴史や宗教的背景、具体的な風習が異なるため同じ行事ではありませんが、外国人に大まかなイメージを伝える際の比較として使うことはできます。
ただし、お盆を単純に「日本版ハロウィン」と説明すると、本来の意味から離れてしまうことがあります。
先祖を迎えて供養する日本の伝統行事であることを中心に説明するのがおすすめです。
まとめ:「お盆」の基本はObonでOK!
「お盆」は英語でも基本的にObonと表現します。
ただし、日本文化を知らない外国人には、a traditional Japanese summer eventやa Buddhist traditionなどの説明を付け加えると分かりやすくなります。
特に覚えておきたいのが、
- honor our ancestors(先祖を敬う)
- ancestors’ spirits(先祖の霊)
- go back to one’s hometown(帰省する)
- visit one’s ancestors’ graves(お墓参りをする)
- Bon dance / Bon Odori(盆踊り)
といった表現です。
お盆のような日本独自の文化は、無理に一つの英単語へ置き換えるより、「Obon+簡単な英語で説明する」ほうが正確に伝えられます。

外国人の友人や同僚から「What is Obon?」と聞かれたら、今回紹介したフレーズを使って日本の夏の文化を説明してみてください。

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