海外ドラマやネイティブとの会話でよく耳にする “Fair enough“の返し方は?

直訳すると「十分に公平」となりますが、実際の会話では「なるほど、一理あるね」「まあ、妥当だね」「仕方ないか」といったニュアンスで使われます。
相手が自分の意見に納得してくれた時によく使われる便利なフレーズですが、「そう言われた後、どう会話を続ければいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

今日は、“Fair enough” と言われた時の自然な返し方と、自分が使う際に気をつけるべき注意点を徹底解説します。
【英会話】「Fair enough」と言われたら?自然な返し方と3つの注意点
“Fair enough” は、相手の意見や言い分に対して「100%大賛成というわけではないけれど、筋は通っているから納得するよ」と歩み寄る言葉です。
この絶妙なニュアンスを理解した上で、スムーズに会話のキャッチボールを続ける方法を見ていきましょう。
1. 「Fair enough」に対する自然な返し方4選
実は、”Fair enough” はそれ自体が「納得した」という会話の区切り(クロージング)のサインになることが多いです。
そのため、長々と返事をする必要はありません。
状況に合わせて、以下の4つのパターンから選んでみてください。
【① 基本は「何も返さなくてOK」(会話を進める)】
相手が “Fair enough” と言って納得してくれたなら、その話題はそこで完結です。そのまま次の話題へ移るのが最も自然な流れになります。
A: I can’t come to the party because I have to work early tomorrow.(明日は朝早くから仕事だから、パーティーには行けないんだ。)
B: Fair enough.(そっか、それなら仕方ないね。)
A: So, what are you going to do this weekend?(で、今週末は何する予定なの?)
【② 感謝を伝える:「Thanks for understanding.」】
自分の都合や少し無理な要求に対して、相手が「妥当だね」「わかったよ」と受け入れてくれた場合は、シンプルにお礼を伝えるのが丁寧です。
A: Can we postpone the meeting to next week? I’m completely swamped.(会議を来週に延期してもいい?完全に予定が詰まっていて。)
B: Fair enough. Let’s do it next Tuesday.(わかった、妥当だね。じゃあ来週の火曜にしよう。)
A: Thanks for understanding.(理解してくれてありがとう。)
【③ 軽く同調する:「Right? / Yeah.」】
「でしょ?」「だよね?」と軽く相槌を打って、お互いの意見が一致したことを確認するカジュアルな返し方です。
A: I think this restaurant is too expensive for everyday lunch.(このレストラン、普段のランチには高すぎると思うんだ。)
B: Fair enough.(確かに、一理あるね。)
A: Right? Let’s go somewhere else.(だよね?別の場所に行こう。)
【④ 結論をまとめる:「Alright then. / Sounds good.」】
「じゃあ、それで決まりだね」と、最終的な合意を確認して会話を締めるパターンです。
B: Fair enough. Let’s follow your plan.(なるほど、納得した。君のプランでいこう。)
A: Alright then. Let’s get started.(よし、じゃあ早速始めよう。)
2. 自分が「Fair enough」を使う時の3つの注意点
相手に言われた時の返し方が分かったところで、今度は自分が “Fair enough” を使う際に気をつけるべき落とし穴を確認しておきましょう。
注意点①:大賛成の時には使わない
“Fair enough” の根底にあるのは、「論理的に理解できる」「妥協して受け入れる」という感情です。
「その通り!最高!」というような積極的な大賛成の場面で使うと、「仕方なく同意している」ように聞こえてしまい不自然です。
❌ 大賛成の時:「Fair enough!(妥当だね!)」
⭕️ 大賛成の時:「Exactly!(その通り!)」「Absolutely!(間違いない!)」
注意点②:声のトーンによっては「冷たく」聞こえる
言い方や表情によっては、「はいはい、わかったよ(もうその話は終わり)」と少し突き放したような、投げやりな印象を与えることがあります。
相手の意見に寄り添う気持ちを示す時は、少し明るいトーンで、頷きながら言うのがポイントです。
注意点③:フォーマルすぎるビジネスシーンには不向き
“Fair enough” はややカジュアルな口語表現です。
同僚や親しいクライアントには問題なく使えますが、厳しい上司や、フォーマルな会議の場で「御意」や「承知いたしました」という意味で使うのは避けましょう。
ビジネスで「理解・納得しました」と言いたい場合:
I understand your point.(おっしゃることは理解いたしました。)
That makes sense.(なるほど、筋が通っていますね。)
3. まとめ
言われた時の返し方: 無理に返さず次の話題へ行くか、「Thanks for understanding.」と軽くお礼を伝えるのがスマート。
自分が使う時の注意点: 「大賛成」の時には使わず、声のトーンに気をつけて、ビジネスでは「That makes sense.」などに言い換える。
“Fair enough” は、自分の意見ばかりを押し付けず、相手の言い分も尊重する英語圏の文化をよく表した素敵なフレーズです。

注意点に気をつけながら、ぜひ会話のスパイスとして取り入れてみてください。

コメント