猛暑が続く日本の夏、テレビのニュースや街中のアナウンスで耳にする「こまめな水分補給と塩分補給を心がけましょう」。

熱中症対策として、私たちの生活にすっかり定着しているおなじみのフレーズですよね。
スポーツの現場やアウトドア、あるいは夏の海外旅行中に、外国人の友人や同僚に「水分補給したほうがいいよ」「塩分も取らなきゃ」と英語で伝えたい場面もあるでしょう。
しかし、「水分」は water だから「water supply?」などと直訳してしまうと、「水道局の給水?」という全く別の意味で伝わってしまいます。

今日は、日常会話でスマートに使える「水分補給」の定番表現から、意外と知らない「塩分補給」の言い回し、そして熱中症を防ぐための実践的な英会話フレーズまでを徹底解説します。
「水分補給」を表す最も自然な英語表現 hydrated
英語で「水分補給をする」と言いたい時、最もよく使われるのが hydrate(ハイドレイト)という動詞、そしてその形容詞形である hydrated(ハイドレイティッド)を使った表現です。
1. stay hydrated / keep hydrated(水分補給を怠らない・水分を保つ)
日常的に最もよく使うのが、stay hydrated または keep hydrated というフレーズです。
「体内に十分な水分が保たれている状態(hydrated)を維持する(stay / keep)」という意味から、「こまめに水分補給をする」というニュアンスになります。
別れ際の挨拶として「熱中症に気をつけてね」というニュアンスで使われることも多い便利な言葉です。
- Make sure to stay hydrated today. It’s incredibly hot outside.(今日はこまめに水分補給をしてね。外は信じられないくらい暑いから。)
- You need to keep hydrated during the marathon.(マラソンの最中はしっかり水分補給をする必要があります。)
2. hydrate oneself(水分補給をする)
動詞の hydrate をそのまま使って、「水分をとる」というアクションを表すこともできます。
- Don’t forget to hydrate before the game.(試合の前に水分補給するのを忘れないでね。)
3. rehydrate(失われた水分を補給する)
re(再び)+ hydrate(水分を与える)で、汗をかいて失われた水分を「再び補給する」という意味になります。
激しいスポーツの後や、熱中症気味の時にぴったりの表現です。
- You look exhausted. Drink some sports drink to rehydrate.(疲れているみたいだね。スポーツドリンクを飲んで水分補給しなよ。)
もっとシンプル!「水をたくさん飲む」と伝える英語
hydrate という単語がパッと出てこない時は、シンプルに「水をたくさん飲む」と伝えるだけでも水分補給の意味は伝わります。
drink plenty of water(たくさんの水を飲む)
plenty of は「たくさんの、十分な」という意味です。
a lot of water よりも、少し「健康のために必要十分な」というニュアンスが含まれます。
- The doctor told me to drink plenty of water.(お医者さんから、水分補給をする(たくさんの水を飲む)ように言われました。)
- Drink a lot of fluids.(たくさんの水分をとってね。)

※fluids は「水分、液体」という意味で、医療現場やニュースなどでよく使われる少しフォーマルな表現です。
「塩分補給」を英語で言うと?ネイティブが使う意外な単語
水分補給と同じくらい大切な「塩分補給」。
日本では「塩分タブレット」や「塩飴」が定番ですが、実は英語圏で take some salt(塩をとる)と言うと、「食卓の塩をそのまま舐めるの?」と少し驚かれてしまうことがあります。
1. replenish electrolytes(電解質を補給する)
スポーツや熱中症対策の文脈で、ネイティブが「塩分補給」の代わりに使う最も自然な言葉が electrolytes(エレクトロライツ=電解質)です。
汗と一緒に失われるのは塩分だけでなく、ナトリウムやカリウムなどの電解質全般であるため、英語圏ではこの科学的な言葉が日常的に使われます。
replenish(リプレニッシュ)は「補充する、再び満たす」という動詞ですね。
- You should drink Gatorade to replenish your electrolytes.(塩分補給(電解質補給)のためにゲータレードを飲んだほうがいいよ。)
- I need to get some electrolytes after that intense workout.(あの激しい筋トレの後だから、塩分補給(電解質)をしないと。)
2. consume salt / take some sodium(塩分を摂取する)
もちろん、直接的に「塩」や「ナトリウム(sodium)」という言葉を使うことも可能です。
主に医学的なアドバイスや、熱中症の応急処置などを説明する際には明確に伝わります。
- It is important to consume enough salt and water during summer.(夏の間は、十分な塩分と水分を摂取することが重要です。)
- Take some sodium tablets.(塩分タブレットを飲んでください。)
【一覧表】夏の暑さ・熱中症対策に関連する英語表現まとめ
ここまで紹介した水分・塩分補給の表現や、夏の体調管理に関する必須の英単語を一覧表にまとめました。
| 英語表現 | 日本語の意味 | ニュアンス・使い方 |
| stay hydrated | 水分補給をする | 夏の挨拶代わりにも使われる最も定番のフレーズ。 |
| rehydrate | (失われた)水分を補給する | 汗をかいた後や、脱水症状から回復する時の表現。 |
| electrolytes | 電解質(塩分など) | スポーツドリンク等に含まれる成分。塩分補給の文脈で使う。 |
| heatstroke | 熱中症 | prevent heatstroke(熱中症を予防する)という形でよく使う。 |
| dehydration | 脱水症状 | hydrate の名詞形に、否定の de がついた言葉。 |
| sports drink | スポーツドリンク | ゲータレード(Gatorade)など、商品名で呼ぶことも多い。 |
| water bottle | 水筒、マイボトル | 近年海外で大流行中のハイドロフラスクなどの水筒。 |
まとめ:「水分補給」や「塩分補給」で夏を乗り切る!
今回は、「水分補給」や「塩分補給」に関連する英語表現について詳しく解説しました。
これまでのポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 「水分補給する」の最も自然な定番フレーズは stay hydrated
- 失われた水分を補う時は rehydrate も使える
- 「水をたくさん飲む(drink plenty of water)」とシンプルに伝えてもOK
- 「塩分補給」は electrolytes(電解質)を使って replenish electrolytes と言うのがネイティブ流
日本の夏は年々暑さを増しており、「水分補給」という言葉を使わない日はありません。
今回学んだ stay hydrated や electrolytes といった表現は、日常会話はもちろん、ビジネスシーンでのちょっとした気遣い(スモールトーク)にも非常に役立ちます。

今年の夏はぜひ、周りの人に Stay hydrated! と声をかけて、一緒に厳しい猛暑を乗り切りましょう!
豆知識:海外の水分補給文化と大流行中の「マイボトル」
日本では自動販売機が街のあちこちにあり、いつでも冷たい水やスポーツドリンクを買うことができます。
しかし、海外(特にアメリカやヨーロッパ)では、自動販売機は非常に少なく、コンビニも日本ほど密集していません。
そのため、外出時の水分補給として reusable water bottle(再利用可能な水筒、マイボトル)を持ち歩く文化が非常に根付いています。
特に近年アメリカでは、健康志向と環境保護の観点から、大容量の保温・保冷ステンレスボトルが大流行。

もし海外の友人が大きな水筒を持っていたら、「I like your water bottle! How do you stay hydrated in your country?(その水筒いいね!あなたの国ではどうやって水分補給してるの?)」と聞いてみると、面白い文化の違いが聞けるかもしれません。

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