「もう9月なのに、まだ真夏みたいに暑い」「今年は残暑が厳しいね」といった会話をする機会も多いですよね。

では、日本語の「残暑」は英語でどのように表現すればよいのでしょうか。
実は、英語には日本語の「残暑」と完全に一致する一単語があるわけではありません。
そのため、lingering summer heatやlate summer heatなど、状況に応じた表現を使うのが自然です。

今日は、「残暑」「残暑が厳しい」を表す英語をはじめ、「まだ夏みたいに暑い」「残暑見舞い」「残暑厳しい折、ご自愛ください」など、暑さにまつわる英語表現を例文付きで詳しく紹介します。
「残暑」を英語で言うと?基本の表現
「残暑」を英語で言う場合の基本は・・・?
lingering summer heat
日本語の「残暑」のニュアンスを伝えやすい表現が、lingering summer heatです。
lingerには「なかなか消えない」「長く残る」「居残る」という意味があります。
そのため、lingering summer heatは「夏の暑さがまだ残っている」というイメージになり、まさに残暑を表すのにぴったりです。
- I’m tired of this lingering summer heat.
(このしつこい残暑にはうんざりです。) - The lingering summer heat is making everyone exhausted.
(残暑のせいでみんな疲れています。)
「夏が終わるはずなのに、暑さだけがまだ残っている」というニュアンスまで伝えたい時に便利です。
late summer heat
もっとシンプルに表現するなら、late summer heatも使えます。
直訳すると「夏の終わりの暑さ」で、晩夏から初秋にかけて続く暑さを客観的に表します。
- The late summer heat is expected to continue this week.(今週も残暑が続くと予想されています。)
lingering summer heatよりも感情的なニュアンスが少なく、天候について淡々と説明したい時にも使いやすい表現です。
「残暑が厳しい」は英語で何て言う?
では、「残暑が厳しい」を英語で表現するには?
intense / severeを使う
「厳しい暑さ」を強調したい場合は、intenseやsevereなどの形容詞を使えます。
- We’re experiencing intense late summer heat.(厳しい残暑が続いています。)
- The lingering summer heat has been especially severe this year.(今年は特に残暑が厳しいです。)
intenseは「強烈な」、severeは「厳しい・過酷な」という意味です。
ただし、日常会話ではもっと簡単に言い換えることもできます。
「まだ真夏みたい」と言うのも自然
ネイティブとの日常会話では、
It’s still so hot.(まだこんなに暑いね。)
It still feels like summer.(まだ夏みたいだね。)
のようなシンプルな表現のほうが自然なこともあります。
- It’s already September, but it still feels like midsummer.(もう9月なのに、まだ真夏みたいです。)
- The summer heat is still lingering.(夏の暑さがまだ残っています。)

日本語の「残暑」を無理に一語で訳そうとせず、「まだ暑い」「夏の暑さが残っている」と状況を説明するのもおすすめです。
残暑・秋口の暑さに関する英語表現一覧
残暑や秋口の暑さに関する英語表現について、わかりやすく一覧にまとめておきます。
| 英語表現 | 日本語の意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| lingering summer heat | 残暑 | 夏の暑さがしつこく残っている |
| late summer heat | 晩夏の暑さ・残暑 | 客観的で使いやすい |
| intense heat | 強烈な暑さ | 暑さの強さを強調 |
| severe heat | 厳しい暑さ | 過酷な暑さを表す |
| It still feels like summer. | まだ夏みたい | 日常会話で自然 |
| autumn breeze | 秋風 | 秋らしい涼しい風 |
| change of seasons | 季節の変わり目 | 体調や気候の変化の話題に便利 |
Indian summerは「残暑」と同じ?
秋の暑さを表す表現としてIndian summerを見かけることがあります。
ただし、日本語の「残暑」とまったく同じ意味ではありません。
Indian summerは一般的に、秋が深まった頃に突然訪れる季節外れの暖かく穏やかな天候を指します。
そのため、日本の8月後半から9月に続く蒸し暑い残暑を表す言葉として使うと、少しニュアンスがずれる場合があります。
日本語で言えば「残暑」よりも、むしろ小春日和に近いイメージですね。

秋口の暑さを表したいだけなら、lingering summer heatやlate summer heatを使ったほうが分かりやすいでしょう。
「残暑見舞い」は英語で何て言う?
日本には、立秋を過ぎてから相手の健康を気遣って送る「残暑見舞い」という習慣があります。
英語圏にはまったく同じ習慣がないため、「残暑見舞い」に対応する決まった英単語はありません。
説明するなら、late summer greeting card(晩夏の挨拶状)などと表現できます。
- I’m writing a late summer greeting card to my friend.(友達に残暑見舞いを書いています。)
外国人に文化まで説明するなら、次のように言えます。
単に英訳するより、「相手の体調を気遣うための挨拶状」と説明したほうが伝わりやすいでしょう。
英語圏にも「残暑」という概念はある?
英語圏でも、夏が終わる時期になって暑さが続くこと自体はもちろんあります。
ただ、日本語の「残暑」のように、暦の上で秋に入った後の暑さを指す特別な一語が一般的に定着しているわけではありません。
そのため、
It’s September, but it’s still really hot.(9月なのにまだ本当に暑いね。)
Summer doesn’t seem to be over yet.(まだ夏が終わっていないみたいだね。)
といった表現で話すことも多いです。
「残暑」という日本独特の季節感まで紹介したい場合は、
と説明すると、文化の違いまで伝えられます。
まとめ:lingering summer heatやlate summer heat
「残暑」を英語で表現するなら、lingering summer heatやlate summer heatが分かりやすい表現です。
特に、
- lingering summer heat=なかなか去らない残暑
- late summer heat=夏の終わりの暑さ
- intense / severe heat=厳しい暑さ
- It still feels like summer.=まだ夏みたい
と覚えておくと、さまざまな場面で使えます。
また、「残暑見舞い」は英語圏に同じ習慣がないため、late summer greeting cardなどと表現したうえで、その目的を簡単に説明するのがおすすめです。

「もう秋なのにまだ暑い!」と感じた日は、ぜひThe summer heat is still lingering.などのフレーズを使って、秋口ならではの季節の話題を英語で楽しんでみてください。

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